高野山町石道町石道のルート180基の町石四季の町石道販売のご案内撮影者
高野山町石道
町石
紀伊山地の霊場と参詣道
高野山

 

高野山町石道

高野へ向かう道は、「高野七口」という七つの道に集約されており、そのうち弘法大師によって切り開かれた表参道を高野山町石道と言います。九度山の慈尊院から高野山大門を経て奥の院弘法大師御廟に至る約24kmの道程には、1町(109m)ごとに建立された五輪卒塔婆があります。

町石

高野山までの道標として建てられた町石は、根本大塔を起点として慈尊院まで180基、弘法大師御廟まで36基あります。
町石は、高さ3.3メートル、五輪塔形の石柱で、讃岐産の花崗岩を使用しています。 上から、空輪・風輪・火輪・水輪・地輪と呼びます。そして、町石には、壇上伽藍に至る残りの町数や密教の仏を示す梵字(サンスクリット文字)、寄進者の名前や願い、建立年月などが彫られています。
天皇、上皇から庶民まで、1町ごとに合掌しながら登山したこの道は、まさに祈りの道、信仰の道です。


紀伊山地の霊場と参詣道

「紀伊山地の霊場と参詣道」は、「吉野・大峯」、「熊野三山」、「高野山」の三つの「山岳霊場」とこれらの霊場を結ぶ「参詣道」、そしてそれらを形成した「紀伊山地の自然」への評価が高まり、2004年7月世界遺産に登録されました。

高野山

平安時代、空海が真言密教の根本道場として開設し、以来、高野山は現世浄土として広く信仰を集めてきました。